クラウンプラザ・ルンピニパークの23階のバー。
いつもはガラガラの展望カウンター席に、今夜は珍しく1人だけ先客がいるではないか。
暫く沈黙が続いた後、10分ほどして話しかけてきたその先客は、北京から旅行に来たと言う、アラフォーで短髪、流暢な英語を話すちょっとセレブっぽいご婦人だった。
このご婦人喋り出すと止まらない。
国籍は?どこに住んでる?どんな仕事してる?役職は?家持ってる?家族は?・・・・。
初対面でこんな事、質問するか?
ちょっと待って!これって当局の情報収集じゃないか?
でもなぁ・・俺なんかの個人情報を集めて何の意味があるのだ?
そうか!これはハニートラップではないか!
どこかで隠し撮りされているに違いない、と周りをキョロキョロ見回してみる。
でもなぁ(2回目)ハニートラップにしてはこのご婦人、私のストライクゾーンから大きく外れてるよなぁ・・・。
こんな妄想を延々と繰り返してたらBTSの終電の時間が迫ってきた。




