まだかな…まだかな…
オババ、手ぇ動いてる? その葡萄、ワシの口に届くまでがほんま
日々の暮らしの中で、静かな瞬間を拾っています。
オババ、手ぇ動いてる? その葡萄、ワシの口に届くまでがほんま
昼下がりの街角で、二人組の女子が日陰をすいすい歩いとる。どな
なんやろな、うまいこと歩幅合うてんねん。別に意識してへんのに
「もう売り切れるで!はよせな!」 「ほな文句言わんと走れや!
背中から湧き上がるビート、目の前の光と歓声。 この通りが、い
ちょ待ってやオカン! なんで毎回アングルずれんねん! ウチ、
あーもう、髪まとまんないし。 ガラスに映る自分、ちょっとイラ
黄金の炎が天を指し、静寂の中に響く古の祈り。 この門をくぐる
無数の光が天井に咲き、 流れるような動線に人が溶ける。 スマ
いつも近くにいた鳥たちが、今日は空のキャンバスを舞う画家のよ
小さな椅子にちょこんと座り、 いたずらな光を湛えたその瞳。
まるで天井から降り注ぐ光のランタンが、 宙に浮かぶ森を形作っ